愛のコリーダ 完全ノーカット版

愛のコリーダ』(大島渚監督/1976年)を観た。
徹夜明けなのに、何だか寝つきが悪いので……というノリだったのだが、
途中で、完全に目が覚めてしまったっす。

誰にだって、定と吉蔵のような、
ただただ、「愛する人と愛し合う」ために生きる、という願望ってあると思うっす。
それが、破滅的であろーが、他人に後ろ指を指されよーが。。。
この映画を観て、いやらしさや嫌悪感だけじゃなく、
なんだか、どこか「うらやましい」と思ってしまうのは、そーいうことじゃないかと思うっす。
ほとんどの人が、ここまで行けないわけだし。
行って、『マディソン郡の橋』ぐらいまでじゃないかなぁ。。。

っつーか、この作品を日本で作ることができず、
ポルノ解禁になったフランスで制作した大島監督に、熱いものを感じずにはいられないっす。